前回お話させて頂いた骨端損傷の患者さんが整形外科に行かれて帰りに来院してくれました!!
一連の流れで紆余曲折あり、患者さんと親御さんに負担をかけてしまいました。m(_ _)m
学校から帰ってから整形外科にとなると近場の整形外科がいいとの事なので紹介させて頂いたのですがレントゲンのみ、診断結果は骨端損傷はなしと診断されました。
骨端損傷を見逃すと変形・成長閉鎖などで日常生活支障がでますのですがレントゲンでは靭帯や軟骨をはじめ筋肉ははっきりとは映らないのです。
X線では透過度が高い部分は白く映り透過度が低い部分は黒く映ります。だから骨などはX線を通さないので形がわかるのです。
骨端損傷では成長軟骨の異常が見られるのでレントゲンだけでは判別できない事が多いのです。明らかにズレている場合などは別ですが‥。
今回は、当院での可動域検査・エコー検査などしっかりして骨端損傷と鑑別しました。だからこそ整形外科への受診をして頂いたのですが、結果は異常なしとの事でした。
本来なら当院の協力させて頂いてる整形外科を受診して頂くのですが地元の整形外科での受診希望でこの結果!患者さんも諦められず、近場の違う整形外科で受診した結果は!ジャンパー膝と診断されました。
この診断も患者さんが諦められずに当院の協力させて頂いている整形外科での受診でやっと精密検査で詳しく検査と言われ、確実に骨端損傷の疑いが濃いと診断されました。後日、確定検査結果がわかります。
将来的に不自由になるかもしれないと不安になっている患者さんに最初から自信持って紹介できる整形外科での受診をオススメできなかった事が悔しいです!!
我々の仕事でも医療の仕事でも経験や知識で簡単に判断すると患者さんの事が見えなくなるという事に改めて気づきました。
皆さんも痛みや病気など詳しく言ってくださいね!
ちょっとした事が1番大切な情報になる事があります。
また、健康診断で異常がなかったから大丈夫!なんて言わないで違和感があればすぐに受診してください。簡単に納得しないで確実に納得できるまで通ってください。
あくまでも健康診断はその日は健康ですよ!って事ですのでこれからも健康ではありません。
しかも、健康診断があるから前の日にいつもと違った事をする方は特に気をつけてくださいね。
そしていわゆる誤診や間違った処方で将来苦しむ事がないように気をつけてください。
我々は筋肉・骨格の専門ですから病気は治せませんが、専門分野での誤診がないように日々勉強しています。
筋肉・骨格のについて違和感のある方、まずは当院にご相談ください!!