パソコンや部品の組立などの手先での作業が多い方で特に女性に多い症状
それは「腱鞘炎」
もちろん男性の方にもあります。
では、そもそも腱鞘炎になるのは何故か?
手首には細かな骨で構成されており、その構成から色々なモノを掴んでも全体で握ることができます。
例えば丸いモノを握る際には、手がその形になるのは細かな骨が関係しています。
指先だけで掴むのではなく全体で握ることで体重や重力を支えているし、触覚の役割もしています。
では、どこに痛みが出るのか?
手の親指側の関節付近が痛くなり、腫れもあり特に親指を動かすと最初は鈍痛から始まり数日で激痛に変わります。
では何故か?
手を開き手のひらを上にすると親指の付け根側に手首の骨が出ているのを確認してください。
この手首の骨と真ん中の筋の間に腱が通るトンネル部分があります。通常では腱が動く際にはこのトンネルは滑らかに動くのですが、使いすぎにより炎症を起こし腱が動きづらくなって動かす際に腱が擦れて痛みが出てきます。
親指を使った場合に強い痛みが出ます。症状がひどい場合には安静時にも痛みがあり、腱鞘部分に腫瘤を触れる場合もあります。
他の病気は?
・拇指CM関節症
・舟状骨骨折
場所は違うのですが痛みが近い場所で起こるために自己判断はせずに病院での診察を受けてください。
エコーでも確認できますがCM関節症の場合は骨の変形になりやすく、オペが必要になる可能性があります。舟状骨折の場合もギプスで固定が多いのですが、オペ必要になる可能性もあります。
腱鞘炎の痛みに対して
病院では手をなるべく使わないように安静にしギプス固定や湿布などでの保存治療。炎症と痛み、腫脹を和らげるために局所麻酔薬やステロイド薬を使うこともあります。
当院では痛みの治療法としてハイボルト治療をし、リストサポーターを使うことで一回の治療で痛みの軽減ができます。
手首の痛みのある方は当院にご相談ください。