病気やストレスが続くと心も身体もつらくなってしまいますよね?その状態では、自律神経も乱れ活動が弱まったりうまく動かない状態になってしまいます。
自律神経を正常な状態に近づければ、健康の要となる血流や免疫力をあげることができます。
何事も集中力をあげたい!
集中力とやる気は自律神経が関わっています。自律神経の動きを活発にして交感神経・副交感神経を高いバランスで維持できれば集中力があがります。
例えば、交感神経が高く副交感神経が低くなるとイライラ・ピリピリし気の休まらない時間が多くなります。
交感神経が低く副交感神経が高い場合は、注意力散漫になり仕事や家事が遅くミスが多くなります。また、うつ病にもなりやすくなります。
共に低い場合は、少し動いただけで疲れたり・やる気が出てこない状態でストレスが多い生活や寝つきが悪くなります。
自律神経とは?
内臓を動かして血液を送るなどして臓器をコントロールしているとても大事な神経です。もっとわかりやすく例えると、眠っている間も呼吸をするのは自律神経のおかげです。
心や身体の不調を感じると自律神経のバランスが乱れます。それが悪循環となり病気や不安・イライラなどにつながります。
人の身体の中には60兆個もの細胞があります
それらの細胞の中で情報の伝達をしているのが神経系なのです。
その中で末梢神経の中に自律神経があり、人の意思では動かせない神経です。24時間365日休むことなく縁の下のシステムが自律神経で健康には大きな影響をおよぼします。
身体の至るところに末梢血管を例にあげるとその周りにある筋肉を自律神経が動かして血流をコントロールしています。自律神経は目に見えないのでイメージしにくいですが、医学的にも証明されており体のコンディションと密接に関係されていることがわかっています。
交感神経と副交感神経の違いを表にしてみると
交感神経 副交感神経
収縮 血行 拡張
上昇 血圧 下降
速い 心拍 ゆっくり
緊張 筋肉 緩む
ぜん動抑制 腸の活動 ぜん動抑進
促進 発汗 抑制
車で例えるならば交感神経はアクセルで副交感神経はブレーキになります。
交感神経の動きが上がると血管が収縮され、血流が上昇。気持ちも高揚します。
副交感神経の動きがあがると血管が適度にゆるみ、血圧は低下。気持ちは穏やかになりリラックス状態になります。
大事なのはこの二つの神経バランスなのです。
どのようにしたらバランスがとれるの?
緊張する場面ではゆっくり大きく深呼吸を数回する事でバランスがとれてきます。
自宅での副交感神経を上げる方法をおススメします。
・寝る前に半身浴 38〜40℃のややぬるめ
食後1時間以上、就寝の1時間前
入浴は15分
・夕食は寝る前3時間前 食べ物が消化するのに必要な時間の為
是非参考にしてください。
当院でも矯正施術の呼吸法で腹式呼吸をしていただく事がありますがこの呼吸法は交感神経と副交感神経の切り替えに最適なのです。普段は口で息をされると思いますが、鼻から吸うことで交感神経を上げ、口からゆっくり吐くことで副交感神経を上げると矯正力が上がりやすくなるからなのです。
現代ではストレス社会で過ごしている為、交感神経が働きすぎなのでリラックスできることを多くとりいれば身体の不調は軽減されます。
それでも不調が取れない方は当院にご相談ください。