先日、患者さんの紹介で膝の痛みがひどく、さらに足首の腫れで自分では歩くのが困難な状態で来院されました。
整形外科にて両足首の腫れは「痛風」と診断され、治療していたのですがなかなか症状が良くならずに過ごしていたらしく、膝も腫れて水がたまってしまって整形外科にて注射で抜いていました。
日常生活や仕事にも影響しているのでどうにか治してあげたい!と紹介していただきました。
詳しい経緯を聞き、先ずは状態の確認から!
エコーにて両膝の状態を鑑別し可動域の検査と熱感がある為アイシングをし治療後に膝の状態が悪化しない様にギプスシーネ固定をしました。
治療後、膝の負担を軽減するために松葉杖での歩行をしていただき
2回目の治療後には数メートルは自分の力で歩けるようになりました!
3・4回目の治療後は少しづつですが自力で歩けるようになりギプスシーネを外しての歩行もできるようになりました!!
ここで気をつけないといけないことがあります。
痛風の状態では足の拇指付近が赤く腫れ痛みが発生します。初期の痛みで診察し治療していればよいのですが。個人差にもよりますが2〜3日で痛みがなくなり時折痛みがでます。頻度が多くなると足が腫れ上がることもあるそうです。
話が変わりますが膝に水がたまる場合、何度抜いてもたまるのは理由があります。体には防御作用があり異物を感じると不思議な膜で覆い隔離します。しかし、血液や臓器に関しては別になりますが・・・
その膜がある限りまた水はたまります。さらに一度注した場所は固くなるので繰り返し同じ場所での水抜きは痛みが強くなります。
では、膜を摘出したらいいのか?一番よいのはそうですが。個人差によっては再発する可能性はありますので医師の判断によります。
話を戻しますね!
痛風がひどい場合は内臓疾患が疑われます。
我々は医師ではありませんので内臓についてもですが診断もできません。
ですが、膝の骨に関しては専門です!!
エコーで鑑別し骨の異常が診られたので信頼できるクリニックを紹介させていただきました。
その結果、内臓疾患と診断され、これからは内科治療に専念されます。
患者さんから
ここに来てよかった!!ただこのまま足の治療だけしてたらいつまでも治らなかった!内科治療が終わり次第絶対にここに膝の治療をしに来ます!!
と言われました!!
つらい痛みで原因も分からずただ足の治療をしていたらもしかして内臓疾患がひどくなっていたかもしれません。
あの時紹介状を書き信頼できるクリニックに行って頂いてよかったです!!
患者さんの顔色もすごく良くなって嬉しい気持ちでいっぱいです!!
当院では医師との連携をしていますので先ずはご相談ください